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ほら話しりとり
May 21, 2015 16:18:36 GMT 9
Post by 木の子 on May 21, 2015 16:18:36 GMT 9
【キノコ → タンポポ】
キノコはタンポポが大好きだった。
タンポポの野原を見たたびに「なんてきれいなお花でしょう」と思っていた。その野原にはタンポポが大勢住んでいた。金色で楽しそうな所だった。
キノコはあのきれいな存在と知り合いになりたかったけど、いつも恥ずかしすぎた。
ある日のこと、他の野原で、キノコは一輪のタンポポを見かけた。そのタンポポは静かに泣いていた。
心優しいキノコは恥ずかしさに打勝ってタンポポに話しかけた。
「大丈夫クル?」
「ごめん。ちょっと一人ぼっちだったポポ」
「もったいないクル。そんなにきれいなお花クル」
「あたしなんか?きれいなのポポ?そんなこと・・・」
あの夏、キノコとタンポポはいい友達になった。毎日毎日いっぱい遊んでいた。陽光に満ちた野原を走ったり、陽気の歌を歌ったり、うんと笑ったりしていた。
長い夏の日はいつしか短くなっていた。
ある日、タンポポの金色の髪の花びらが少し白くなった。きれいでフワフワな所があった。二人は遊び続けた。
数日後、タンポポの頭は真っ白かった。
「美しいクル!」とキノコは呼んだ。
タンポポはキノコの所に走ろうとしたけど、思わず地面から跳んだ。キノコはタンポポの葉っぱの手を掴んだ。二人は手を繋いで空を飛んだ。
「ワイワイクル!楽しいポポ」と二人は呼んだ。
二人の周りに白い雲のようにフワフワの綿毛がいっぱい踊っていた。
「きれいクル!きれいなのねぇ!」とキノコは言った。
でも、タンポポは何も答えなかった。
キノコはゆっくり地面に落ちた。タンポポの葉っぱを握ったままが、タンポポの頭がなくなちゃった。
「タンポポ!タンポポちゃんクル!」
でも、タンポポは何も答えなかった。
キノコはシクシク泣き出した。
「タンポポ。タンポポちゃんクル。キノコを置き去りにしたクル」
キノコは空を仰いだ。明るい陽差しの中で白くてフワフワで閃いている綿毛が多く踊っていた。
かすかな声は「忘れないでポポ・・・」と囁いた。
キノコはかさ*に涙を流しながら言った。「今キノコはどうなるだろう?」
「待って。待ってね。忘れないでポポ」
キノコは泣きながらトボトボと帰り歩いた。身の回りで白くてフワフワの花びらが野原の草にヒラヒラ舞い落ちていた。
* * *
あの冬は例年になく寒かった。キノコは木の家にこもった。
次の春キノコは散歩をした。タンポポでいっぱいの野原を見かけた。一輪のタンポポはキノコに声かけた。
「おはようポポ」
「おはようクル」とキノコは言った。
もう一輪は駆け寄った。「お久しぶりポポ」
キノコは戸惑っている様子であった。
「タンポポのことを忘れちゃったポポ?」と更に別のタンポポは訊いた。
「全然忘られないクル。でも、誰がキノコの去年の友達なの?」
「みんなポポ」とみんな言った。
「は、本当クル?」
「本当ポポ」
キノコとタンポポたちは一緒に踊り始めた。 ___
*かさはキノコの頭である。 新しい言葉:ろうそく
次のプレーヤー: キノコ → ろうそく
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Post by キュアドリー on May 27, 2015 6:27:15 GMT 9
【キノコ → ろうそく】
トントン
「はい」
「おじゃまします」
キノコはウサギお母さんの穴の家に入りました。
「よく来たね、キノコちゃん」と優しいウサギお母さんは言いました。
「魔法のバンドをもらえませんか」とキノコは訊きました。
「あら、頭に青痣ができてしまったね」ウサギお母さんは魔法のバンドエイドを張りまして、キノコの痛みがたちまち消えました。
「またまたそんな青痣ね。」
「不器用なキノコだから、夜は木の家の暗闇でいつも転ぶものだ」
「そうかそうか。大変ねぇ」とウサギお母さんは言いまして、食器棚を開けて魔法のろうそくをを持ち出しました。
「はいどうぞ。それを木の家に持って行きなさい。暗くなるなると、
『ロウソクよ、ロウソクよ 起きって、起きって、暗闇を追い出して』
を唱えてください」
「呪文なの?」
「そうそう」
その後、魔法のろうそくの優しく瞬いている光のおかげで、キノコがまだ不器用なのに、青痣は少なくなりました。
新しい言葉:森 次のプレーヤー:ろうそく → 森
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Post by 木の子 on Jun 8, 2015 16:37:14 GMT 9
ろうそく → 森
キノコちゃんは黄色い道を歩いた。
あのキノコはこのキノコじゃなかった。このキノコは勇気があるから。あのキノコはちょっと弱虫だった。優しくて可愛い子なのに、ちょっと臆病があった。
特に暗闇の恐怖に打ち勝つことができなかった。
でもね、お話を再開しよう。
あの日、お天気がよくてお花がきれいから、あのキノコは家から遠くまで散歩した。楽しい歌を歌いながらお花を摘んだ。お日さまはどんどん空を下りた。いつしか西の空が桃色になった。
「うわ。美しいクル」とキノコちゃんは言った。
「本当に美しいですね」と他の声は言った。
白いウサギだった。キノコとウサギはしばらく桃色の空をうっとりと眺めた。
その後ウサギは「お日さまがすぐ寝るから、あたし帰りますわ」と言った。
「お日さまが寝るクル?」とキノコちゃん聞いた。
「もちろん。地平線の下には、お日さなの大きいお布団がありますわ。毎晩お日さまはお布団に入ります。」
「もうすぐ暗くなるクル?」
「もちろん。お日さまの寝る時はお月さまの出番ですね。」
「でも・・・」
ウサギはもういなくなったけど。
空はもう薄暗くなり始めた。キコちゃんの家は遠かった。キノコちゃんは恐怖が感じて、泣き出した。
「どうしたの?」と小さい声は聞いた。
キノコは見回して誰も見られなかった。
「こっちこっち!」
キノコは小さい明かりを見た。ホタルだった。
「泣かないでね」とホタルは言った。
「でも、キノコ暗闇が大嫌いクル」
「あたしの明かりを付いて来てください」
「ホタリさんは優しいけど、明かりは小さいクル」
「大丈夫よ。付いて来てね」
キノコはホタルを付いて来た。空がどんどん暗くなった。ホタルは森の中に飛んで行った。森は道より薄暗かった。キノコはまた泣き出した。
ホタルは言った。「大丈夫よ。ここは普通の森じゃないの。ほら。」
森の木はみんな白くてつるつるに見えた。でも、今すっかりお日さまが沈んでいた。キノコは恐怖で震えてきた。
「大丈夫よ」とホタルは言った。「見て見て」
森の中の一番高い木の上で、黄色い炎が現れた。その隣の木も黄色い炎も現れた。どんどん森の木のみんなは優しくてきれいな炎が付いた。
キノコは喜んで笑った。
「やっぱり、大丈夫ね!」とホタルは言った。
「ここは・・・」
「ろうそくの森」
新しいことば:ぬいぐるみ
次のプレーヤー:森 → ぬいぐるみ
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ほら話しりとり
Jun 29, 2015 14:12:56 GMT 9
Post by 木の子 on Jun 29, 2015 14:12:56 GMT 9
やっとタンポポの白い物の言葉を覚えたクル。 タンポポの「綿毛」なのだ。この本から覚えました: x やっぱりディズニーで勉強になっているクル。 タンポポのお話をちょっと書き直した。 でもね、他の人はほら話を作らないか?キノコの出番ではないから。人間や人形などの出番なのクル。
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